HSS型HSP気質さんは2つの誤解をしている人がいると

お伝えしました。

 

それは、

①「本当の自分」を感じているのに、

その部分を

一般的な言語を使った一般的なレベルでしか、

分析や解釈や理解できていておらず、

それが物足りないのに

「物足りないとは思ってはいけない」と

無意識に自分の欲求を抑え込んでいるということ。

 

②みんな同じレベルの感受性を持っていると思っていること。

 

この2つの誤解を手放すには、

「自分と約8割の非HSPは違うのだ、ということを受け入れること」

そして

「本当の自分を知ること」です。

 


自分がHSP気質なのだ、非HSP気質とは違うのだということに抵抗はあるでしょうか?

 

私は、右利き・左利きという感覚で受け入れています。

日本では左利きが約1割と言われています。

不便なこともありますが、スポーツ界では有利になる場面が多くあったり、脳の発達のバランスが良いとも言われますよね。

 

 

この「本当の自分を知ること」というのは、

どんなことかと言いますと、

 

”自分語”(相手にとってわかる言葉ではなく、自分自身にしっくりくる言語)でOKなので、

頭のなかでモヤモヤときにかかっていることを「私は」こう感じる、と

頭の中から、出してみることが有効的です。

口に出して耳で聞いたり、手を動かして書き目で視たりなど、絵や曲なんかでもOKです。

一旦出して、それをさらに認識します。

 

自分の感覚なので、しっくりくればなんでもOKです。

最初は、部分的にはそうだけどもっと良い表現がある気がする~、なんて感じると思います。

それでOKです。

ふと時間ができたときに、ブラシュアップしてみてください。

 

普段は「相手に伝わるように」と意識的にも無意識的にも

考えているのではないでしょうか?

自分自身がしっくりくればOKなので自分語でOKです。人に伝わっても伝わらなくても、そんなことはどっちでも構いません。

 

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一例としましては、

 

私は、私自身がが勝手に感じている世の中から求められているであろうものや常識や誰に言われたわけではないプレッシャー

 

(いい大学に入って良い就職をするのを祖父母は望んでくれているだろう、

 オンナは気遣いをしたほうがいいだろう、

 人と話すときは感情的ではなく相手にわかりやすく伝わるように理論的にはなさなければ、等々)

 

を感じて、苦しい時期がありました。

 

それを、私は徐々に真綿で首を締められるような感覚で苦しい。と表現していましたが、

 

他のHSP気質さんは、

・心臓に触れられている感じ(今は触れるだけでも握ろうと思えば握られてしまうかもしれないという居心地の悪さ)

 

・氷の壁があって冷気が自分をだんだん冷やしていく

 

・蜘蛛の糸に絡められて動きにくい感じ(一本一本は細いのにいつのまにか動きにくいまで増えてた)

 

などなどたくさんの表現が出てきました。

 

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これは、心理学的にいうと内在化(ないざいか)と呼ばれるものです。

自分の心の中(パーソナリティ)に他者や社会の規準や価値などを取り入れて自分のものにするプロセスのことを指します。

内在化が進むと他から受け入れられたものであったことを忘れ、あたかも自分の内から生まれたものとして感じてしまいます。

 

上記の一例は、

「このいつのまにか内在化していたものとのギャップ(差)を感じて、苦しい状態」

を”自分語”で表現したものです。

 

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頭のなかでモヤモヤしているもの(マイナス感情)を、言語化した後は、

絵や音楽などに触れて湧き出たもの(プラス感情)というものも、言語化してみてくださいね。

 

また、

自分の中からしっくり来るものがない時は、

似た体験をした人、小説、マンガ、映画、音楽などでしっくり来たものを取り入れてもOKです。

 

これは内外化を上手く活用する方法です。

 

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私はEGISTさん(アーティスト)の

「名前のない怪物」(曲名)を聞いて、

内在化という心理学用語を知るずっと前からこのことを

「名前のない怪物」と呼んでいました。

 

非HSPさんや聞いたことない人にはわからないと言われましたが、

モヤモヤやなんとなくをこういう怪物と名前をつけると

スッキリしますよ。(これは「外在化」なのですが、また今度お伝えしますね)

 

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感受性が強いからこそ、

自分の外にあるものを自分の内に取り込む内在化に振り回されるのではなく、

自分にとってプラスになるように活用していきましょう。